科研基盤S
仏教学新知識基盤の構築
――次世代人文学の先進的
モデルの提示

本研究プロジェクトは、仏教学新知識基盤の構築を通じてデジタルアーカイブ時代の次世代人文学のモデルを提示しようとするものです。

これまでに開催したイベント

[終了] 国際シンポジウム
デジタルアーカイブ時代の人文学の構築に向けて
――仏教学のための次世代知識基盤の構築―― (同時通訳付き)

開催案内 (PDF)

[会場]

東京大学文学部法文2号館1番大教室

[日時]

2018年1月6日(土)13:00(開場12:30)-18:00
   ~7日(日) 9:30(開場 9:00)-15:30 [終了しました]

[参加申込(必須)]

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[登壇者]

[プログラム]

2018年1月6日(土)(同時通訳付き)

2018年1月7日(日)(同時通訳付き)

[シンポジウム概要]

デジタル情報を基礎とする情報通信技術の急速な発展は、過去から継承されてきた多様で膨大な知識の、保存の形態、解釈の手立て、発信交換の方法を大きく変革し、言語や制度の壁はもとより、専門領域の境界さえも超えて、ウェブ上での共通フォーマットによる知識の提供と利用とを、広範囲に可能にしつつある。

この状況にあって、いま人文学に求められるもの、それは、日々進歩しつつある情報環境において人文学固有の知識体系を適切なかたちで継承することであり、そのためには、それぞれの専門分野が対象とする資料に潜在する構造と研究の方法的特性の双方を解明し、国際標準のフォーマットにまでもたらすことが必須の課題となる。

研究プロジェクト「仏教学新知識基盤の構築――次世代人文学の先進的モデルの提示」では、これまで、画像アーカイブの国際規格 International Image Interoperability Framework, IIIF を東アジアの人文学研究の基盤に導入し、文字の世界標準である Unicode に学術団体からの提言として世界で初めて漢字外字を登録する道を開き、さらに人文学の総合的テクスト構築方法の世界標準規格である Text Encoding Initiative に非西洋世界で初の「日本/東アジア」専門研究会を設置するなど、人文学の学術環境の刷新と国際化に寄与しつつある。

本シンポジウムは、こうした中間的な成果を踏まえつつ、欧州で開始された新たなデジタル研究環境構築プロジェクト Open Philologyや、西洋人文学研究におけるデジタル・ヒューマニティーズの現在の姿を手がかりとして、デジタルアーカイブ時代の人文学の知識基盤のありかたを模索する。

[後援]


[終了] 国際シンポジウム「HathiTrustとデジタルアーカイブの未来」(同時通訳付き)

第1回人文情報学拠点シンポジウム/日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画共催事業/東大新図書館トークイベント16/科研費基盤研究(S)「仏教学新知識基盤の構築」シンポジウム

[日時・会場]

平成28年1月25日(月)13:30-17:50 (受付開始時間: 13:00) [終了しました]

伊藤国際学術研究センター(東京大学本郷キャンパス)

[開催趣旨]

 現在世界各地で構築される大規模なデジタルリポジトリは、社会のあらたな知識基盤となり、諸分野の研究環境を急速に変容させつつある。デジタルアーカイブと称されるデジタルレポジトリ構築の事業は、研究者が研究と教育に直接利用しうる環境を提供するものともなるため、従来のアーカイブ理解の枠組みを超え、各専門分野の知見を適切に反映させつつ進めるべきことが、近年重要な課題となりはじめた。米国大学図書館連合を中心とする世界的な大学図書館デジタルリポジトリ事業HathiTrustは、この課題にいち早く対応してResearch Center(HTRC)を設置し、各国のデジタル・ヒューマニティーズ研究者と連携しつつ、注目すべき成果を挙げている。本シンポジウムは、デジタルリポジトリ分野で世界の先端をゆくHTRCの共同所長 J. Stephen Downieイリノイ大学教授による基調報告に加え、日本の諸事業(国立国会図書館「デジタルコレクション」、国文学研究資料館「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」、SAT大蔵経データベース事業、東京大学附属図書館における研究教育への活用)を紹介し、日本におけるデジタルアーカイブの可能性と将来像を探る。

[登壇者]

J. Stephen Downie (HathiTrust研究センター共同所長, イリノイ大学図書館情報学研究科教授・副研究科長)

Hahitrust研究センター: 最新動向と新たな機会(The HathiTrust Research Center: Latest Developments and New Opportunities)」 [Abstract]

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イリノイ大学アーバマ・シャンペーン校図書館情報学研究科教授及び研究担当副研究科長。Hathitrust研究センター共同所長。著作権で保護された大規模な文化資料データの分析手法を提供するというテーマの下、米国国立科学財団、カナダ人文社会科学会議、アンドリュー・メロン財団、英国JISC等からの助成により音楽情報の検索や分析、テクスト分析等を扱ういくつもの研究プロジェクトを率い、また、国際音楽情報検索学会(ISMIR)の設立をはじめ、様々な形で研究コミュニティに貢献してきた。この1年間は、デジタル・ヒューマニティーズ研究者支援の文脈で敦煌莫高窟の資料のデジタル化プロジェクトにも携わっている。

講演 (英⇔日 同時通訳あり)

大場利康(国立国会図書館 電子情報部 電子情報企画課長)

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1967年生。国立国会図書館電子情報部電子情報企画課長。1990年東京大学教養学 部教養学科(科学史及び科学哲学)卒。2004年東京大学大学院人文社会系研究科 (文化資源学)修士卒。1990年国立国会図書館入館。古典籍、レファレンス関連 システム担当等を経て、2010~2012年に関西館電子図書館課長として電子図書館 事業を担当、2012~2014年には電子情報部電子情報流通課長として国立国会図書 館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)の立ち上げにかかわる。2014年4月より 現職。

山本和明(国文学研究資料館 古典籍共同研究事業センター)

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1962年生。国文学研究資料館古典籍共同研究事業センター副センター長(特任教授) 神戸大学文学部国文科卒、同大学院博士課程満期退学。相愛女子短期大学、相愛大学を経て現職。日本近世近代文学研究者 (http://researchmap.jp/read0042033)。2014年度よりスタートした学術フロンティア促進事業「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」を推進している。関連する論考に「国文学研究資料館・日本語の歴史的典籍のデータベース構 築につい て」(情報の科学と技術 65(4), http://ci.nii.ac.jp/naid/110009923167)、「大型プロジェクトの進捗状況について」(リポート笠間No.59)がある。

下田正弘(東京大学大学院人文社会系研究科)

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東京大学大学院人文社会研究科教授。同研究科次世代人文学開発センター人文情報学拠点長。 『涅槃経』をはじめとした大乗経典の研究に取り組む傍ら、SAT大蔵経テキストデータベース研究会を主宰し『大正新脩大藏經』一億字強のテキストデータベースの作成公開を主導した。 仏教学を中心としつつ人文学全般の方法論がデジタル時代にどう展開されるべきかについての研究教育に取り組んでおり、科研費基盤研究(S)「仏教学新知識基盤の構築―次世代人文学の先進的モデルの提示」を本年度より遂行中。 日本デジタル・ヒューマニティーズ学会会長、日本印度学仏教学会理事、 日本佛教学会理事、東方学会理事、日本宗教学会常務理事等をつとめており、 著書に『涅槃経の研究−大乗経典の研究方法試論』(春秋社、1997)、『パリニッバーナ−終わりからの始まり』(日本放送出版協会、2007)等、編著書に『シリーズ大乗仏教』全10巻、春秋社)等がある。

堀浩一(東京大学附属図書館副館長、大学院工学系研究科)

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東京大学大学院工学系研究科教授。東京大学附属図書館副館長及び新図書館計画推進室長を兼任。主たる研究分野は人工知能。工学博士。1984年より国文学研究資料館において国文学研究のための人工知能システムの研究開発に従事。1988年より東京大学に所属。関心のある研究領域は、基礎的な人工知能の哲学から人工知能技術の応用にまで及んでおり、知の進化を支援するという図書館の新しい役割もそこには含まれている。 IEEE, ACM, 電子情報通信学会, 情報処理学会, 人工知能学会, 日本ソフトウェア科学会、 日本認知科学会会員。2008年-2010年人工知能学会会長。

[プログラム]

 13:30-13:40 開催趣旨

 13:40-14:30 基調講演 J. Stephen Downie氏

 14:40-15:10 講演 大場利康氏

 15:10-15:40 講演 山本和明氏

 15:50-16:20 講演 下田正弘氏

 16:20-16:50 講演 堀浩一氏

 17:05-17:50 全体討論

[共催]

後援

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