このサイトについて

このサイトは、SAT大蔵経テキストデータベース研究会が提供するデジタル研究環境の2018年版です。
SAT大蔵経テキストデータベース研究会は、2008年4月より、大正新脩大藏経テキスト部分85巻の全文検索サービスを提供するとともに、各地のWebサービスとの連携機能を提供することにより、利便性を高めるとともに、Webにおける人文学研究環境の可能性を追求してきました。
2018年版となるSAT2018では、近年広まりつつある機械学習の技術と、IIIFによる高精細画像との連携、高校生でもわかる現代日本語訳の公開及び本文との連携、といった新たなサービスに取り組んでみました。また、本文の漢字をUnicode10.0に対応させるとともに、すでに公開していたSAT大正蔵図像DBの機能の大部分も統合いたしました。ただし、今回は、コラボレーションを含む仕組みの提供という側面もあり、今後は、この輪組に沿ってデータを増やし、より利便性を高めていくことになります。
当研究会が提供するWebサービスは、さまざまな関係者が提供するサービスや支援に依拠しています。SAT2018で新たに盛り込んだサービスでは、機械学習及びIIIF対応に関しては一般財団法人人文情報学研究所、現代日本語訳の作成に関しては公益財団法人全日本仏教会の支援と全国の仏教研究者の方々のご協力をいただいております。
SAT2018が、仏教研究者のみなさまだけでなく、仏典に関心を持つ様々な方々のお役に立つことを願っております。さらに、ここで提示されている文化資料への技術の適用の仕方が、人文学研究における一つのモデルになることがあれば、なお幸いです。
このサイトの使い方

佛説鹹水喩經 (No. 0029 ) in Vol. 01
[S] [] 811 [] [E]
[行]   [返り点:/]      
巻タイトル
 
増上寺高麗版
増上寺思渓版
増上寺普寧寺版
宮内庁宋版対応箇所
東大嘉興蔵対応箇所
佛説鹹水喩經
-- 東大嘉興蔵:Image
-- 宮内庁宋版:Image
   
Fascicle
  No.29[No.26(4),No.125(39.3)]
画像
佛説鹹水喩經
 失譯人名今附西晉録 
聞如是。一時婆伽婆。在舍衞城祇樹給孤獨
園。爾時世尊告諸比丘。我與汝等説水喩七
事。諦聽諦思念之。我當説。對曰。如是世尊。
爾時諸比丘從佛聞教。世尊告曰。云何比丘
水喩七事。若人沒於水。從水出頭復還沒水。
或出頭遍觀四方。或出頭不復沒水。或有人
欲行出水。或有人欲至彼岸。或有人已至彼 画像
岸。淨志得立彼岸。彼云何人沒溺於水。或有
一人以不善法盡纒裹身。純罪熟至地獄一
劫受罪不可療治。是謂此人常沒溺於水。是
謂初入水沒溺。彼云何人出頭還沒入水。或
有一人作是沒溺。有信於善法。懷慙愧求其
方便。於諸善法皆懷慙愧。彼出於水還沒溺
水。是謂二人沒溺於水。彼云何人出水遍觀
四方。或有一人出水。彼有信於善法。有慙愧
心有勇猛意。於諸不善法皆有慙愧。彼出水
上不復沒溺於水。此諸賢。是謂三人喩彼 画像
水。彼云何人出水住。或有一人作是出水。有
信於善法。有慙愧有精進。於諸善法皆懷
慙愧。彼於三結使盡。成須陀洹而不退轉。必
當還所獲。是謂四人喩彼出水住。彼云何人
出水欲至彼岸。或有一人作如是出水。彼有
信於善法。有慙愧有勇猛意。於諸善法悉懷
慙愧。彼盡三結使。貪欲瞋恚愚癡薄。成斯陀
含。來至此間而盡苦本。是謂彼人喩彼水欲
至彼岸。云何彼人已至彼岸。或有一人便出
水。有信於善法。有慙愧有勇猛意。於諸善法 画像
皆懷慙愧。彼便盡五下分結成阿那含。於彼
般涅槃。不復來至此間。是謂六人喩彼*出水
已至彼岸。彼云何人已至彼岸。淨志得立彼
岸。或有一人而出水上。有信於善法。有慙愧
有勇猛意。於諸善法皆懷慙愧。或有一人盡
有漏成無漏。念解脱智慧解脱。於現法中疾
得證通。而自娯樂盡生死源。梵行已立所作
已辦。更不復受母胎。是謂彼人喩彼水已立
彼*出岸。如是比丘。此七人我今與汝等説七 画像
人喩水。諸世尊與諸聲聞所應。當説有大慈。
欲使獲安隱皆使得度。所謂閑居處樹下空
處露坐。汝等坐禪勿有懈怠。今不精勤後備
有悔。是謂我所教勅。爾時諸比丘聞佛所説。
歡喜奉行
佛説鹹水喩經