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[[拠点の活動]] > [[デジタル化時代における知識基盤の構...
>''2011年11月29日 国際シンポジウム「デジタル化時代におけ...
>(日本語訳:滝浪佑紀・東京大学大学院情報学環、永崎研宣・...
*デジタル化と人文学研究 [#r258f60f]
John Unsworth (イリノイ大学図書館情報学研究科長(当時))
「デジタル化」とは物理的なもののデジタルな代替物(surroga...
-どういう場合にデジタル代替物というのは原資料の代用たり得...
-どういう場合にデジタル代替物というのは原資料に完全に置き...
-どういう場合にデジタル代替物というのは原資料に優越できる...
デジタル代替物の製作コスト、維持コストはどれくらいなのか。
-デジタル代替物がもたらすリスクとはどういうものなのか。
これらの問題の多くは、ポールコンウェイがThe Handbook for ...
>「デジタル化による保存の目的とは、オリジナルを保護し、そ...
このようにデジタル代替物の様々な展望についてコンウェイは...
>「証拠が失われる危険がある。物理的な劣化のみならず、その...
こういった問題というのは、デジタル代替物に特有のものでは...
>「証拠としての価値と恒久的アクセスが喪失してしまうことか...
また別の場所では次のように明確に述べている。
>「デジタル画像処理というのは恒久的な保管には適さない。」
デジタル代替物を写真画像の頒布のみに使い、完全にフィルム...
実際、デジタル代替物の価値というのは何なのか、という問い...
***1.希少ではないが利用頻度の高い資料 [#x7f49e39]
こういったものの例は、プロジェクトグーテンベルグで見られ...
-その作品を書庫に再び格納するコストを削減できる。
-複数のユーザーに対して同時提供することもできる。(電子予...
-完全にその物理的なオリジナルを置き換えることで保管コスト...
最初の二つは、明白で議論の余地のない利点である。三つ目に...
***2.稀少ではなく利用頻度も低い資料 [#dd62d17f]
例えばEnglish Woman’s Journal というのがある。これはイリ...
-長期保管庫から取り出してくるのを待つ価値が、そして、図書...
-利用頻度も高めることができるだろう。(例えば検索可能なメ...
-デジタル代替物に置き換えることで保管コストが削減できるだ...
やはり、最初の二つは明白で議論の余地のない利点であり、三...
ここで知っておかなければならないポイントは、所蔵作品の中...
***3.希少で利用頻度の高い資料 [#m0375e0d]
この場合には、デジタル代替物の主たる(そしてとても明らか...
-保存。一部の利用を代用することでデジタル代替物は原資料の...
-アクセス。原資料の摩耗劣化をもたらさないためにデジタル代...
真に希少な資料をデジタルで置き換えるというようなことは誰...
***4.希少であり、利用頻度の低い資料 [#b974c061]
一見すると、このような資料は最もデジタル代替物に置き換わ...
さて、これまで四つの状況について考えてみたが、最初のデジ...
'''どういう場合にデジタル代替物というのは原資料の代用たり...
私の答えとしては、ユーザーのニーズに応えられるとき、とし...
'''どういう場合にデジタル代替物というのは原資料に完全に置...
答えは原資料が希少でない場合である。三つ目の質問、
'''どういう場合にデジタル代替物というのは原資料に優越でき...
への答えは、作品へのリモートあるいは同時のアクセスが必要...
最後の質問は、
'''デジタル代替物がもたらすリスクとはどういうものなのか'''
である。主たるリスクとしては、原資料の不完全な代替物を完...
**デジタル化と人文学研究 [#oa2ec932]
ここまでの話は、図書館の視点から見たデジタル化の費用対効...
デジタル化の最も大きな便益は、人文学においては一次資料へ...
一次資料へのアクセスのもう一つの便益というのは、当初から...
今日、あらゆる学術研究には何らかのデジタルツールが使われ...
それでは、デジタルでの一次資料の提供によって、学問におい...
-研究のための新しい資料
-これまで扱ってきた資料への新しい視点
-新しい方法論やツール
デジタルな一次資料というのは、まず一つ目の項目で非常に興...
デジタル一次資料を作成することで、これまでよく用いられて...
もう一つ、より深い意味で、デジタル化は、よく用いられる資...
例えば、「この詩が個別の作品なのか、あるいはまた詩集の中...
私の考えるところ、NCSEのウェブサイトの「[[編集者注記>http...
>逐次刊行物は、それを、タイトルごとに全く異なっており時間...
こうした言明は極めて秩序立っているように思われるが、資料...
>複数の版があるということは、その逐次刊行物にはいくつもの...
私にとって、これはロセッティ・アーカイブのためにSGMLのDoc...
人文学にとってのデジタル化の第一の価値が、デジタル化され...
そして次に、現時点では学者にとってそれほど明らかではない...
ハティトラストは、「ビッグデータ」コレクションのひとつの...
-9,728,814冊
-5,164,518タイトルの書籍
-256,880タイトルの逐次刊行物
-3,405,084,900頁
-436テラバイトの情報
-距離にして、115マイル
-重量にして、7,905トン
-全体の27%にあたる、2,654,933冊がパブリックドメインに収...
[[http://www.hathitrust.org/>http://www.hathitrust.org/]]
時間をかけてサイバーインフラストラクチャーについて話をし...
-第一段階、2011年7月-2012年12月。既存のツールやインフラ...
-第二段階、2013年1月スタート。HTRCリサーチコーパスと関連...
このようなリソースを持つということは非常に重要なことだと...
しかし、実験的設備を立ち上げるという技術的なプロセスに加...
現段階までのデジタル化は主として図書館と美術館に焦点を絞...
>〔私たちは、〕アメリカ史において重要な出来事を記録した文...
NARAは、そのコレクションをデジタル化するという野心的な計...
私たちがこうした複数の機関を跨ぐ官民のパートナーシップを...
権利の問題に加えて、様々な種類の文化遺産資料を横断してデ...
権利の問題に加えて、ライブラリアンや人文学の研究者にとっ...
テキストマイニングを目的としたデジタルの一次資料の集積に...
テキストマイニングのプロジェクトにおいて、私たちのチーム...
デジタルな代替物から数多くの次元を引き出し、それ自体で十...
最後にまた、図書館という視点に戻りたい。今日、話をしてき...
参考文献
Some of the foregoing was originally drafted by the autho...
Menne-Haritz, Angelika and Nils Brübach. "The Intrinsic ...
Nineteenth-Century Serials Edition, “Editorial Commentary...
Sitts, Maxine K. Ed.. Handbook for Digital Projects: A ...
終了行:
[[拠点の活動]] > [[デジタル化時代における知識基盤の構...
>''2011年11月29日 国際シンポジウム「デジタル化時代におけ...
>(日本語訳:滝浪佑紀・東京大学大学院情報学環、永崎研宣・...
*デジタル化と人文学研究 [#r258f60f]
John Unsworth (イリノイ大学図書館情報学研究科長(当時))
「デジタル化」とは物理的なもののデジタルな代替物(surroga...
-どういう場合にデジタル代替物というのは原資料の代用たり得...
-どういう場合にデジタル代替物というのは原資料に完全に置き...
-どういう場合にデジタル代替物というのは原資料に優越できる...
デジタル代替物の製作コスト、維持コストはどれくらいなのか。
-デジタル代替物がもたらすリスクとはどういうものなのか。
これらの問題の多くは、ポールコンウェイがThe Handbook for ...
>「デジタル化による保存の目的とは、オリジナルを保護し、そ...
このようにデジタル代替物の様々な展望についてコンウェイは...
>「証拠が失われる危険がある。物理的な劣化のみならず、その...
こういった問題というのは、デジタル代替物に特有のものでは...
>「証拠としての価値と恒久的アクセスが喪失してしまうことか...
また別の場所では次のように明確に述べている。
>「デジタル画像処理というのは恒久的な保管には適さない。」
デジタル代替物を写真画像の頒布のみに使い、完全にフィルム...
実際、デジタル代替物の価値というのは何なのか、という問い...
***1.希少ではないが利用頻度の高い資料 [#x7f49e39]
こういったものの例は、プロジェクトグーテンベルグで見られ...
-その作品を書庫に再び格納するコストを削減できる。
-複数のユーザーに対して同時提供することもできる。(電子予...
-完全にその物理的なオリジナルを置き換えることで保管コスト...
最初の二つは、明白で議論の余地のない利点である。三つ目に...
***2.稀少ではなく利用頻度も低い資料 [#dd62d17f]
例えばEnglish Woman’s Journal というのがある。これはイリ...
-長期保管庫から取り出してくるのを待つ価値が、そして、図書...
-利用頻度も高めることができるだろう。(例えば検索可能なメ...
-デジタル代替物に置き換えることで保管コストが削減できるだ...
やはり、最初の二つは明白で議論の余地のない利点であり、三...
ここで知っておかなければならないポイントは、所蔵作品の中...
***3.希少で利用頻度の高い資料 [#m0375e0d]
この場合には、デジタル代替物の主たる(そしてとても明らか...
-保存。一部の利用を代用することでデジタル代替物は原資料の...
-アクセス。原資料の摩耗劣化をもたらさないためにデジタル代...
真に希少な資料をデジタルで置き換えるというようなことは誰...
***4.希少であり、利用頻度の低い資料 [#b974c061]
一見すると、このような資料は最もデジタル代替物に置き換わ...
さて、これまで四つの状況について考えてみたが、最初のデジ...
'''どういう場合にデジタル代替物というのは原資料の代用たり...
私の答えとしては、ユーザーのニーズに応えられるとき、とし...
'''どういう場合にデジタル代替物というのは原資料に完全に置...
答えは原資料が希少でない場合である。三つ目の質問、
'''どういう場合にデジタル代替物というのは原資料に優越でき...
への答えは、作品へのリモートあるいは同時のアクセスが必要...
最後の質問は、
'''デジタル代替物がもたらすリスクとはどういうものなのか'''
である。主たるリスクとしては、原資料の不完全な代替物を完...
**デジタル化と人文学研究 [#oa2ec932]
ここまでの話は、図書館の視点から見たデジタル化の費用対効...
デジタル化の最も大きな便益は、人文学においては一次資料へ...
一次資料へのアクセスのもう一つの便益というのは、当初から...
今日、あらゆる学術研究には何らかのデジタルツールが使われ...
それでは、デジタルでの一次資料の提供によって、学問におい...
-研究のための新しい資料
-これまで扱ってきた資料への新しい視点
-新しい方法論やツール
デジタルな一次資料というのは、まず一つ目の項目で非常に興...
デジタル一次資料を作成することで、これまでよく用いられて...
もう一つ、より深い意味で、デジタル化は、よく用いられる資...
例えば、「この詩が個別の作品なのか、あるいはまた詩集の中...
私の考えるところ、NCSEのウェブサイトの「[[編集者注記>http...
>逐次刊行物は、それを、タイトルごとに全く異なっており時間...
こうした言明は極めて秩序立っているように思われるが、資料...
>複数の版があるということは、その逐次刊行物にはいくつもの...
私にとって、これはロセッティ・アーカイブのためにSGMLのDoc...
人文学にとってのデジタル化の第一の価値が、デジタル化され...
そして次に、現時点では学者にとってそれほど明らかではない...
ハティトラストは、「ビッグデータ」コレクションのひとつの...
-9,728,814冊
-5,164,518タイトルの書籍
-256,880タイトルの逐次刊行物
-3,405,084,900頁
-436テラバイトの情報
-距離にして、115マイル
-重量にして、7,905トン
-全体の27%にあたる、2,654,933冊がパブリックドメインに収...
[[http://www.hathitrust.org/>http://www.hathitrust.org/]]
時間をかけてサイバーインフラストラクチャーについて話をし...
-第一段階、2011年7月-2012年12月。既存のツールやインフラ...
-第二段階、2013年1月スタート。HTRCリサーチコーパスと関連...
このようなリソースを持つということは非常に重要なことだと...
しかし、実験的設備を立ち上げるという技術的なプロセスに加...
現段階までのデジタル化は主として図書館と美術館に焦点を絞...
>〔私たちは、〕アメリカ史において重要な出来事を記録した文...
NARAは、そのコレクションをデジタル化するという野心的な計...
私たちがこうした複数の機関を跨ぐ官民のパートナーシップを...
権利の問題に加えて、様々な種類の文化遺産資料を横断してデ...
権利の問題に加えて、ライブラリアンや人文学の研究者にとっ...
テキストマイニングを目的としたデジタルの一次資料の集積に...
テキストマイニングのプロジェクトにおいて、私たちのチーム...
デジタルな代替物から数多くの次元を引き出し、それ自体で十...
最後にまた、図書館という視点に戻りたい。今日、話をしてき...
参考文献
Some of the foregoing was originally drafted by the autho...
Menne-Haritz, Angelika and Nils Brübach. "The Intrinsic ...
Nineteenth-Century Serials Edition, “Editorial Commentary...
Sitts, Maxine K. Ed.. Handbook for Digital Projects: A ...
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