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「歴史研究のための財務記録史料マークアップ手法」和訳ver. 0.1

訳:小風尚樹

[[http://hdl.handle.net/2261/56940>http://hdl.handle.net/2261/56940]]

 この日本語訳は、東京大学大学院人文社会系研究科2014年度「人文情報学概論II」(下田正弘・A. Charles Muller・永崎研宣担当)の一環として、受講生の小風尚樹氏によって行われたものです。

 欧米でデファクトスタンダードとなりつつある人文学資料向けマークアップルールであるTEI([[Text Encoding Initiative>http://www.tei-c.org/index.xml]])ガイドラインは、極めて多くの種類の史資料に対応できるようになっていますが、しかし、それでも人文学資料が内包する多様な個別の史資料すべてに適用可能となっているわけではなく、今後の多くの拡張の必要性を抱えており、特に日本語史資料への対応も重要な課題の一つです。この論文は、構造的に記述されていない財務記録史料をいかにして適切にデジタル化するか、そのためにどのようにTEIガイドラインを拡張するか、ということについて、米国の歴史学者Kathryn Tomasek氏と、TEIガイドラインのエディターであるSyd Bauman氏の二人によって執筆されたものです。この論文を日本語でご紹介することは、財務記録史料のデジタル化についての最新の議論をご紹介するだけでなく、TEIガイドラインの拡張の必要性がどのように論じられ得るのかという一つの事例としても有益なものとなると思います。

 このようなことから、必ずしも正確な訳ではないかもしれませんが、ここに公開することにいたしました。誤訳等についてのご指摘がございましたらTwitterにて @knagasaki までお知らせいただけますと幸いです。